2010年1月14日木曜日

N88-BASIC

N88-BASICとは、NECのパソコン PC-8800シリーズ および PC-9800シリーズ で動作する、BASIC言語の開発?実行環境。OSとしての役割も持っている。PC-9800シリーズ用のものは正確には「N88-BASIC(86)」もしくは「N88日本語BASIC(86)」という。 両シリーズとも本体内蔵のROMにN88-BASICが記録されており、フロッピーディスクなどで外部から読み込まない限り、電源を入れるとこれが自動的に起動する。ROMに記録されたBASIC処理系を俗に「ROM-BASIC」と呼ぶ。 これに対し、本体とは別に提供されたフロッピーディスクに記録されたBASIC処理系は「Disk BASIC」という。Disk BASICはROM-BASICの機能を呼び出して使用するため、基本的な機能は同じだが、Disk BASICにはフロッピーディスクの入出力機能があるため(つまり、ROM-BASICで作成したプログラムは保存できない)、通常はDisk BASICを使っていた。 のちにPC-9800シリーズの標準OSはMS-DOSになったが、ソフトウェア開発?実行環境としてN88-BASICが移植された。これを「DOS-BASIC」(正式には「N88日本語BASIC(86)(MS-DOS版)」)という。

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